2010年12月31日金曜日

水道と城塞

また3週間前に戻る。
12月11日、セゴビアへ行った。
トレドと同様、僕は5回以上踏んだことのある街。


しかし何度見てもこのローマの水道橋は美しい。


そしてスペインのカテドラル(大聖堂)の中で、僕が最も好きなものもこのセゴビアの。


白雪姫のお城のモデルのアルカサル。


十字軍の基地であった、ベラクルス教会もこの土地にふさわしい。




カスティーヤ・イ・レオンの丘で。
チョリソやチャンピニオン(マッシュルーム)はこれほど美味しく出来上がる。



皆さん、どうぞよいお年を!
¡¡ Feliz Año Nuevo !!

2010年12月30日木曜日

降誕と動物

生物学者にもなりたかった。
なので動物園や水族館は好みの場所。
東京近辺には水族館が多いが、ほぼ制覇していると思う。


25日は、初めてマドリード動物園へ行ってきた。
大公園 Casa de Campo の中の南にある。



今年の10月に人工授精によって双子のジャイアントパンダの赤ちゃんが生まれたばかり。
それでも体重はもう5キロを超えていた。


パンダ大好きの連れ合いは大はしゃぎ。
僕も赤ちゃんパンダを見るのは初めて。


動物たちはかなりゆったりしたスペースにゆったりと飼われていて。
触れる距離にいる動物がたくさんいる。
ラクダの頭を初めて撫でた。


日本では多摩動物公園がお気に入りのひとつだけれど、あそこよりもさらにゆったりしている感じ。
クジャクなんかは放飼い。


マドリード動物園には水族館もある。
イルカのショーやアシカのショーも楽しんだ。
しかし、鳥のショーを見たのは初めて。


でも、水族館に関しては、ちゅら海水族館にはかなわないな。
あの周りと調和した館には。

コウノトリはカツカツ鳴く。
くちばしをぶつけて鳴らす。
スペインではよく聴く音のひとつ。


…あぁ、そうだ。
旭山動物園には、まだ行ってなかったなぁ。
帰ったら計画を立てよう。


…うちに帰ったら色んな匂いをさせている僕らに。
うちの動物はちょっとすね気味。


クリスマス・ディナーのお肉でご機嫌取り(笑)

2010年12月28日火曜日

聖夜と静夜

24日、Nochebuena(クリスマス・イブ)。



聖なる夜は、静なる夜。
家族の団欒が窓辺に浮かぶ夜。

2010年12月26日日曜日

断崖と大嵐 2

昨日のクリスマスは連れ合いとマドリード動物園に行ってきた。
赤ちゃんパンダを初めて見た。
これは、後日。

ということで、また3週間前に戻って。
ロンダの2日目、後半。

街の反対側をうろうろ。

凄い風で。
崖の下から雨粒が登ってきていた。




帰りの電車も4時間。
こゆきのおかげでスペインの電車に随分と乗った。
10年前の学生時代はバス旅行ばかりだったけどね。

2010年12月24日金曜日

断崖と大嵐 1.5

12月7日。
ロンダ2日目。
朝。
大嵐は明けたものの、流れる雲が早すぎる。

近代闘牛術の父と言われる、Francisco Romero(フランシスコ・ロメロ)を輩出したこの街の闘牛場へ。


質素なのだが美しい佇まい。






闘牛自体は嫌いな連れ合いも、この闘牛場には大満足。

断崖と大嵐 1

随分とご無沙汰でした。
手元の仕事も落ち着いてきたので、クリスマス前後にかけて固め撃ちます。

今日は23日だが。
ほぼ3週間前に戻り、ロンダ旅行から入ろう。

アンダルシアのマラガから北西の山のほうに二時間くらいバスで入ったところにあるが。
ロンダは。
マドリードから直通の列車もあり、4時間。
こゆきももう慣れたものだ。

断崖の上に構える街。
現代闘牛の発祥の地とも言われる。

昼間、歩き回ったときは雨には降られず。





…しかし、夜の嵐にはやられた。
飲み歩きは中止して、静かに夢の中へ。

2010年12月6日月曜日

煮込と暖域

どこのクリスマスの飾り付けもほぼ完了し。
本当に人出が多い、この連休。


毎年恒例のコルテの裏(?)の飾り付けを見に来る人々。
Cortylandia ということで。
飾り付けが夜にはライトアップされて、声も出ます(笑)


各プラサもそれぞれ特徴を持たせて。
ソリ滑りや。


仮設テントにスケートリンクを張っちゃうプラサも。


寒いのになぁ。
やっぱり、今年はこの時期としては普段より寒いらしい。


そこで徐々に復活してきたニカの店で。
コシード・マドリレーニョ(マドリード風煮込み)。
ん〜、マドリード風ポトフかな。
最初に、煮込んだスープにパスタを入れたのを飲んで。
その後、具を食べる。
ガルバンソ(ひよこ豆)が主役。

いやぁ、ニカの笑顔と相まって。
うまかったぁ。

イーリス風コシード・マドリレーニョ
こゆきも大満足。

2010年12月5日日曜日

橋休と誕生

クリスマス前の最後の連休のしょっぱな、ということで今日は凄い賑わいだった。
町の中心は人で溢れ返っていた。
月曜が憲法記念日で水曜が聖母受胎告知の日なので、火曜も休みにして5連休が一般的なのだ。
この飛び石連休の真ん中の日を休みにして休日をつなげることを puente(橋休み(笑)暴訳)という。
ということで僕らもマラガから山に入ったロンダに行こうと計画中。

話は戻って、昨日(正確には今日)は Ja の誕生日。
授業後マルチャ。


facebook の写真の帽子が今ひとつだったので連れ合いと選んでプレゼントした。
たいそうお気に召したようで(笑)

続々と友達が加わって3時頃まで祝った。
あるバルではフトボリンで盛り上がったり。


明日は能検の監督。
早起きせねば。

2010年12月2日木曜日

試験と再会

12月5日にアウトノマ大学で日本語能力検定があり。
そのお手伝いに駆り出されることになった。
先週末、金曜日、その打ち合せに大学へ。
そこで、この春にうちの近くでバッタリあった10年前の教え子と一緒に仕事をすることに。
マドリードの日本人社会のあぁその狭さよ。


彼女はアビラから子連れで来るというので。
打ち合せ前にマドリードの中心の日本食屋で。


うむ。
すっかりスペイン人ではないか。
かわいーM君。
実は今お腹に年子のふたり目。

10年前に教えたけどもう彼女は僕を置いて遥か遠くだ。

2010年11月30日火曜日

初雪と極寒

いや〜10年前より寒い気がするなぁ。
今のマドリード。


昨日は初雪がマドリードを。
全国的に降ったようで。
マラガ辺りも降ったとニュースで言っていた。


その前の日曜は珍しくいい天気だったので。
最近歩いている大学への道を、連れ合いと犬で。


途中、西公園では歴代のパトカーがずらっと。


多くがフランス製だった。


凛とした空気の公園は気持よくて。


寒いけど晴れるとスペインは、気持ちイイ。

2010年11月29日月曜日

照明と夜飾

先週の金曜の夜からマドリードの通りの頭上やプラサのクリスマス関連のイルミネーションが点灯された。

ソルのツリー
日本のように一カ所でドカッ、というのではなく。
街中のほとんどの通りを飾る。

c/Mayor と c/Postas の三叉路
寒い夜の空気が少し賑やかに演出される。


Plaza Mayor
プラサ・マヨールはクリスマス・新年グッズを売るカセータで一杯。
その片隅にメリーゴーラウンド。


通りのイルミネーションを見ると10年前のコンパルティール(シェア)のピソ(アパート)を思い出す。
夜中まで勉強した朝は50歳くらいの社会人の同居人に。
「電気代かかるから昼間にやれ」
と言われて。
まぁー電気代も確かに折半だからしょーがない、と思いながら。

わがピソの近く c/Arenal
通りではこんなに派手にやってんのになぁ、と。
これは市が出してんのかな。
大学の図書館に遅くまで居たものだ。

2010年11月28日日曜日

和食と食材

10年前スペインにいたときは、あまり和食、和食とは思わなかったが。
ま、米だけは炊いていた、そのときも。
今回も鍋で炊くコツを思い出してやっている。

今回は日本から来る客達が、色んな食材を持って来てくれるので。
連れ合いは嬉しそうに和食を作る。

この前、焼酎を持って来てもらったのでスペインのアサリで。

とは言え、スペインでもお金を出せばほとんどの食材は揃う。
ものによるが、3倍くらいかな、日本の。

鍋もやったらウマかった。スペインのキノコ達が和風に。

ないものは、やはり調味料。
食材はうるさいことを言わなければ普通に大体ある。
豆腐はマドリードの郊外に作っている人がいるらしく、まぁ、高いが美味しい。

カレーはカレー粉から作ればいいんだけど…やっぱルーで(笑)

夕べはカレー。
肉が安いし、これも美味しくできた。


こゆきは和食はあまり嬉しくない。
カレーの肉は美味しかったけどね。

2010年11月23日火曜日

医学と言語

分かり易いからだ。
そして説明し易いからだ。
二項対立の起点は。
左右、前後、上下。

このテーマを頭で反芻するとき。
いつも頭に浮かぶのは、医者の親友Y。

大学時代、田無(今の西東京市)の狭いワンルームで、よくベロベロに酔っぱらいながら。
今思えば、構造主義、の中でも、二項対立について話した。

患者にきかれて一番困るのはな…
原因は何ですか、ということなんだよ。
病気の原因がひとつのわけないじゃないか。
色んな原因が重なってその病状が現れるわけだ。

…とか、散々話したあとで。

多田富雄(死んじゃったなぁ…)の「免疫の意味論」なんか読んでるとさ。
アレルギーの原因はやっぱこれが根本じゃないかと思うんだよ、オレは。
と、ついついこんなうっかりを言うと。

…だからなぁ、それがおかしいんだよ、と。
あの慧眼が。

言語も実はそうだと思っている。
二つ(以上)に分ける。
その間がグラデュエートになる、なんてのはまだ二項対立の呪縛の中。
違うディメンションがいくつか存在する。
違う空間(分野、領域)ではなく。
軸が重なりあう中で。
加えて分かり易く。
それを探さなくちゃいけない、21世紀は。
…根気が要るけどね。

2010年11月22日月曜日

再会と蹴球

土曜日は1期のゼミ生のひとり、H が彼女と一緒にやって来た。
と、書くとなんかその辺から来たみたい。もちろん日本から。
「紹介しますので、バルで飲みましょう」と。


いいカップルだ。
こっちまでリラックスさせてくれる。
連れ合いが「Yちゃんを見て、久しぶりに日本人のかわいらしさを確認したわ」と。

自分もサッカーをやる H はチケットを取ってくれていて。


一杯やった後。
4人でレアル・マドリード vs. ビルバオのカードを見に。
サンティアゴ・ベルナベウ。


22時キックオフ。
暖房がよく効いて、暑いくらい。


マドリードの快勝に終わる。


帰りは人混みにもまれながら、少し歩いて。


途中でなんとか地下鉄に滑り込み。


彼らのホテルのあるアトーチャまで。
そこでまたバルにもぐって、2時くらいまで色んな話を。


これから一週間いい旅をね。

¡Buen viaje!