2010年11月30日火曜日

初雪と極寒

いや〜10年前より寒い気がするなぁ。
今のマドリード。


昨日は初雪がマドリードを。
全国的に降ったようで。
マラガ辺りも降ったとニュースで言っていた。


その前の日曜は珍しくいい天気だったので。
最近歩いている大学への道を、連れ合いと犬で。


途中、西公園では歴代のパトカーがずらっと。


多くがフランス製だった。


凛とした空気の公園は気持よくて。


寒いけど晴れるとスペインは、気持ちイイ。

2010年11月29日月曜日

照明と夜飾

先週の金曜の夜からマドリードの通りの頭上やプラサのクリスマス関連のイルミネーションが点灯された。

ソルのツリー
日本のように一カ所でドカッ、というのではなく。
街中のほとんどの通りを飾る。

c/Mayor と c/Postas の三叉路
寒い夜の空気が少し賑やかに演出される。


Plaza Mayor
プラサ・マヨールはクリスマス・新年グッズを売るカセータで一杯。
その片隅にメリーゴーラウンド。


通りのイルミネーションを見ると10年前のコンパルティール(シェア)のピソ(アパート)を思い出す。
夜中まで勉強した朝は50歳くらいの社会人の同居人に。
「電気代かかるから昼間にやれ」
と言われて。
まぁー電気代も確かに折半だからしょーがない、と思いながら。

わがピソの近く c/Arenal
通りではこんなに派手にやってんのになぁ、と。
これは市が出してんのかな。
大学の図書館に遅くまで居たものだ。

2010年11月28日日曜日

和食と食材

10年前スペインにいたときは、あまり和食、和食とは思わなかったが。
ま、米だけは炊いていた、そのときも。
今回も鍋で炊くコツを思い出してやっている。

今回は日本から来る客達が、色んな食材を持って来てくれるので。
連れ合いは嬉しそうに和食を作る。

この前、焼酎を持って来てもらったのでスペインのアサリで。

とは言え、スペインでもお金を出せばほとんどの食材は揃う。
ものによるが、3倍くらいかな、日本の。

鍋もやったらウマかった。スペインのキノコ達が和風に。

ないものは、やはり調味料。
食材はうるさいことを言わなければ普通に大体ある。
豆腐はマドリードの郊外に作っている人がいるらしく、まぁ、高いが美味しい。

カレーはカレー粉から作ればいいんだけど…やっぱルーで(笑)

夕べはカレー。
肉が安いし、これも美味しくできた。


こゆきは和食はあまり嬉しくない。
カレーの肉は美味しかったけどね。

2010年11月23日火曜日

医学と言語

分かり易いからだ。
そして説明し易いからだ。
二項対立の起点は。
左右、前後、上下。

このテーマを頭で反芻するとき。
いつも頭に浮かぶのは、医者の親友Y。

大学時代、田無(今の西東京市)の狭いワンルームで、よくベロベロに酔っぱらいながら。
今思えば、構造主義、の中でも、二項対立について話した。

患者にきかれて一番困るのはな…
原因は何ですか、ということなんだよ。
病気の原因がひとつのわけないじゃないか。
色んな原因が重なってその病状が現れるわけだ。

…とか、散々話したあとで。

多田富雄(死んじゃったなぁ…)の「免疫の意味論」なんか読んでるとさ。
アレルギーの原因はやっぱこれが根本じゃないかと思うんだよ、オレは。
と、ついついこんなうっかりを言うと。

…だからなぁ、それがおかしいんだよ、と。
あの慧眼が。

言語も実はそうだと思っている。
二つ(以上)に分ける。
その間がグラデュエートになる、なんてのはまだ二項対立の呪縛の中。
違うディメンションがいくつか存在する。
違う空間(分野、領域)ではなく。
軸が重なりあう中で。
加えて分かり易く。
それを探さなくちゃいけない、21世紀は。
…根気が要るけどね。

2010年11月22日月曜日

再会と蹴球

土曜日は1期のゼミ生のひとり、H が彼女と一緒にやって来た。
と、書くとなんかその辺から来たみたい。もちろん日本から。
「紹介しますので、バルで飲みましょう」と。


いいカップルだ。
こっちまでリラックスさせてくれる。
連れ合いが「Yちゃんを見て、久しぶりに日本人のかわいらしさを確認したわ」と。

自分もサッカーをやる H はチケットを取ってくれていて。


一杯やった後。
4人でレアル・マドリード vs. ビルバオのカードを見に。
サンティアゴ・ベルナベウ。


22時キックオフ。
暖房がよく効いて、暑いくらい。


マドリードの快勝に終わる。


帰りは人混みにもまれながら、少し歩いて。


途中でなんとか地下鉄に滑り込み。


彼らのホテルのあるアトーチャまで。
そこでまたバルにもぐって、2時くらいまで色んな話を。


これから一週間いい旅をね。

¡Buen viaje!

2010年11月21日日曜日

金曜と仲間

マドリードの空も。
6時には薄暗くなる。


Ja がいつもメールを回して。
クラスの皆に呼びかけて。
今回はわりと大人数で、金曜の夜。


セルビア人の彼女らふたりは23歳だって。
日本の大学の教え子とほぼ同じ年齢。
あとの面子は、まあそこそこ。



くだらない話や、ちょっとだけ言語の話も交えながら。
話す、話題を作る、と言う能力は、スペイン人は本当に高い。



ひっくり返すと。
沈黙を恐れる、といってもいい。


最後に Mちゃんの巻きたばこの作り方。
普通のたばこより安いので学生はみんなこれを吸っている。

2010年11月15日月曜日

徒歩と時間

運動不足も甚だしかったので。
大学まで歩いて行くことにした。


大きな地図で見る

グーグルマップで計ったら5.5km。
1時間で歩く。
軽い筋肉痛が心地よい。
なんか小学校を思い出したな。


大きな地図で見る

昔は遠く感じたけど。
計ってみると1.5km。
教室も今行くと、ちっちゃいんだろうな。



命名。


ミシェル (Michelle)。

2010年11月14日日曜日

誕生と年齢

いつかどこかに書いたが。
人に物事を祝われるのが不得意。
褒められるのも不得意で、それならいっそ怒られた方がいい。

今日は連れ合いがいろいろと誕生の祝いをしてくれた。
スペインの食材を使って、野菜中心の料理を。
キノコのリゾットは絶品だった。


野菜の重ね煮は日本の我が家でも定番。



そして何よりケーキが出てきたのにはビックリした。


んと、ケーキ自体にではなく。
手作り、というわけでもなく。
連れ合いがひとりで、スペインのケーキ屋でちゃんとケーキを選んでネームを入れて、予約して買ってきた事に。
うむ、すばらしいプレゼントだったよ。


で、もののプレゼントまで。
変な虫の形のツボ押し(笑)フランス製。
かなり気に入った(笑)名前を考え中。
どうやらメスらしい。


料理を作りながら。
私が楽しいからやるのよ、と連れ合い。
まぁ、祝事というのはそういうものでもあるのだろう。
だったら祝われるのもやぶさかではないかな。

2010年11月13日土曜日

冷気と静謐 3

もうなんか随分前の事みたいだが。
ビトリア3日目は特に目的もなく、街をブラブラした。

以前、「つい言った」りもしたが。
歩いたり車に乗ったりしてただ道を行くのが好きだ。
目的地はどこでもよく。
そんな感じの1日だった。



ところで私、本日、齢、40を数える事と相成りました。
威張って中年と言える歳です。
皆さん、メールやメッセージをありがとうございました。

誕生年は一生に一度きり。
誕生日は毎年1回やって来る。
誕生時を祝えば毎日。
誕生分は1日24回やって来る。祝い過ぎ。
誕生秒、ってことになると、もはや……

人間には人間の尺度というものがある。

1年は365日。
1世紀は100年。
1?は?世紀なんだろうか。

2010年11月11日木曜日

聖母と行進

9日は王宮の隣にあるアルムデナ大聖堂の聖母の日で。
マドリードは祝日。

11時からクリスマスの飾り付けも済みつつあるマヨール広場でミサ。


その後、僕らはウォーキングに西公園に1時間ほど。


ま、せっかくなのでアルムデナ大聖堂がどんな具合か見ておこうと。



うむ、結構おおごとだ。
そりゃ、そうだよな。
マドリードの教会の親玉のお祭りだ。




サンタ・マリアの山車も出て。


これがこの聖母アルムデナの日のお菓子。
ドーナツ型のパンにクリームを挟んで、上に王冠の飾りを載せる。
Corona de la Almudena。
日本でコロネっつうとあの巻貝型の(チョコ)クリーム入りを思い浮かべるけど。

2010年11月10日水曜日

冷気と静謐 2

この前のビトリア旅行で、2日目。
ビトリアからブルゴスに行った。
電車で1時間半くらいの、こちらはビトリアと違いカスティーヤ・イ・レオンに属する街だ。
レオン、トレドにならんでスペイン三大聖堂のひとつを擁する。


より大きな地図で Vitoria - Burgos を表示

僕の今回の目的は、このブルゴスの大聖堂に墓がある、英雄Cidに会いに行くことだった。
スペイン最初の叙事詩 Cantar de Mio Cid「わがシッドの歌」はこの街から追い出されるところから始まる。

"la mi venta" は、日本から知人が来た際に連れて行くバルの名だが。
この「定冠詞+所有詞+名詞」のならびに興味があり断続的に調べている。
現代のスペイン語にはない形だ。
その資料体に Cid があり、今度スペインに行ったらブルゴスには行ってみたい、と考えていた。

実はもうひとつ、スペイン語最古といわれる書き物のひとつ(Glosas Silenses: シーロス注解)がブルゴスから郊外に数十キロ出た、シーロス修道院にあるのだが、それは今度の楽しみに残しておこう。

2010年11月9日火曜日

丸茶と行楽

えー、丸茶は marcha (どんちゃん騒ぎ、盛り場の賑わい)で。
行楽はピクニック。

秋の最後の空はどこまでも高い。


先週の金曜日。
大学院の仲間と、何回目かの飲みで。
こちらではよく、マルチャ(に行く)、という。


僕らは授業が終わった後そのまま繰り出すが(授業は8時から9時に終わる)。
一旦家に帰って、夜の12時に待ち合わせね、とか、1時に待ち合わせね。
というのも、普通のこと。
8時や10時は、子どもの時間だ!、と Ja は言う(笑)

結局2時過ぎまで飲んで、僕は先に彼らを放っといて帰って来た(笑)

そすると、プラサ・マヨールでクリスマスの飾り付けが…。
夜中にやるんですね、やはり。


なんか二日酔い気味の土曜日…。
約束をしていたので、マドリードの西の大公園カサ・デ・カンポにピクニック。
おも〜い、からだ。


まずはロープウェイで。


ついて、歩いておにぎりを頬張ると…。
うむ!回復!!(笑)


カサ・デ・カンポは紅葉…いや、スペインは黄葉だな。
しかし、これはこれでスペインらしい。


湖の横を通り、電車で帰宅。


街角には、焼き栗屋のスタンドが建ち並ぶ季節。
ジャガイモが南米から来る前の大事な食料のひとつです。