2011年3月31日木曜日

久々と我家

しかし、こゆきが生き生きしてる。
三鷹のうちに帰って来てから。


我が家、というか。
こここそ、自分の居場所だ!という。


散歩もうれしくて。



ベランダに出て道往く人を眺めるのが楽しくて。
もう、それが態度に表れっぱなしなのだ。


これほど顕著に分かるとは思わなかった。
でも、分かるんだな。
人間より鋭い帰巣本能を持って。
帰りたくても帰れない海の向こうから帰って来た。

帰るところがなくなる、ということも考える。
スペインでは珍しい推理小説作家が。
「人は居なくなるが、故郷は残る」
という文を書いていたのを思い出す。
故郷がなくなる、帰るところがなくなる、という苦悩は。
どれほどのものか…。

まだまだ、我が家では皆。
時差ぼけが少し残っていて、しかし。
スペインで、よりも穏やかに眠る女子たち…。


という眼は、あながち間違っていないと思う。

2011年3月26日土曜日

出立と前夜

最初に恐る恐る入ってから約1年。
お世話になりました。

Café IRIS の主人ニカ。
日本の飲み屋でもそうだが。
僕の好みでそうなのだが。
合う飲み屋の主人は放っといてくれる。
よっぽどのことがないと話しかけてこない。
スペイン人なのに(笑)

彼はスペイン人同士でもそう。

だから居心地がいい。
お互いの素性を簡単に知ったのは、帰ってくるひと月くらい前かな?



こゆきも慣れたなぁ。
行く度にくれてた生ハムも、もう食べられないねぇ、こゆき。

会う、ということは存在と等価。
以前にも言った。
言葉は少し余計になる。

スサナは初めて会ったとき。
あまりにも勢いよく近づくもので。
こゆきは彼女の指をカプッ!(笑)


それが今では抱かれるようになった。

スペインに行ったらまた行きます。


では、それまで、お元気で。
Muchas gracias, y ¡hasta luego!

2011年3月24日木曜日

旅姿と帰国

ご無沙汰をしておりました。
帰国までバタバタしておりました。
そして。
無事、帰国をしました。
気を付けてね〜、お帰り〜、のメールやメッセージ、ありがとうございました。

18日にスペインを出て。
19日の夕方に三鷹に着いた。
17日の晩餐は Taberna Real のハムと、ニカの店でのお別れ。


ニカとのお別れは後日。

18日は朝6時過ぎにマドリードの家を出て。
バラハス空港に。


来る時と一緒、フィンエアーでヘルシンキ経由。
こゆきは少し狭い。


雲の上はいつも晴天。


ヘルシンキまでは4時間ちょい。


ヘルシンキでは、北欧のサーモン、ということで、サーモンシチュー。


ここからが正念場。
成田まで 10時間弱。


震災のことを胸に浮かべながらの時間は。
あまり眠れもせず。


成田に19日10時半頃到着し、こゆきの検疫を済ませて。
へとへとの旅姿。

運良く、東京までは快速が走ってる。


時々瓦の落ちた家や、大きくなったスカイツリーを望みながら。
帰ってきた。
1年ぶりの TOKIO。

…このブログ。
「スペイン青空散歩」はここまで。
続けますが、タイトルを変えます。
新タイトル思案中…。