2010年3月28日日曜日

外出と一人

来西までに連れ合いに教えたスペイン語は、数字、曜日、月、簡単な挨拶だ。
連れ合いはフラメンコを3年強やっていたので、あとはそれに関する単語もいくらか知っている。
しかし、まぁ、こちらで言えば、3歳児にも満たないのかな?(笑)

ひとつひとつが本当に大変な経験だ。

着いた当初は、僕の腕に密着して歩くという、とても日本の彼女では考えられないしおらしさを感じた(笑)
が、この数日、その距離も数センチずつ開いていっているように感じる。

昨日は、大分時差ぼけの取れた連れ合いが5時頃(日本時間 1:00 a.m.)に、散歩に出よう、こゆきも連れて行こう、というのでこゆきをバックに入れてセントロ(マドリードの中心)に出た。


うちのピソ(マンション)は割と陽当たりが良いので誤って薄着で出た僕が、途中寒くなって、彼女が本家 ZARA で物色している間に着替えに帰った。
こゆきも微かに震えていたので彼女も連れて。

20分ほどして、ZARA に向かおうとする僕の携帯に電話があり、買い物が終わったから食器を見に El Corte Inglés(コルテ・イングレス:スペインの大手デパート)に行くのだが、方向はこっちでいいんだっけ?、と。
説明して、コルテの食器売り場で待ち合わせ。

試着もして、レジも訊いて、ちゃんと買って、ここまで来た、と。
スペイン語と英語まじりで。



言葉は、機能体だ。
機能態、といってもいいかもしれない。
使って始めて、その意味に血が流れる。
大いに間違えるところは間違えて、それでも使わなければならない。
失敗しながら、それでも生きねばならない我らと同じ(笑)

言葉の誕生、という問題設定はやはり間違っているな。
僕らがいる限り、最初から言葉はある。
…最初って??(笑)


帰りがけ、宵待ちのプラサ・マヨールは美しかった。