2010年5月13日木曜日

観戦と曇空

この前の日曜日、以前このブログにもちょっとだけ登場してもらった、りょうた君のサッカーの試合を見に行った。
日本で放映されるのはもちろん Liga española の1部リーグなのだが、彼が所属しているのはその6部に所属する Villa Rosa というチーム。
その日は Canillas という順位では少し上のチームと対戦。


時折サァーッと驟雨のくる天気であったが、サッカー場は地元の人がたくさん応援に来ていた。



おじいちゃんも女の子ものの、ちいちゃな傘をさして参戦。
このような試合を見れるとは、とても貴重な体験。



1部リーグはサンティアゴ・ベルナベウで Betis vs. Real Madrid を観た事がある。それはそれであの球場の巨大さと、熱狂的な観客に圧倒された思い出がある。

球場と家に帰ってから Villa Rosa の HP を眺めていて、スペインという国のサッカーに対する思いと、選手の層の厚さを改めて感じた。
地元の人の地元のチームに対する思い。
そして、Villa Rosa にしてもその中に、色んな年齢層の色んなカテゴリーのチームを抱えている。

スポーツに限らない。
ひとつのカテゴリーの隆盛を決める大きな要因のひとつに間違いなく層の厚さがある。
飽くまで大ざっぱにいうと、「量が質の変化につながる」ことが稀に起こるからである。



当のりょうた君は Villa Rosa のあげた3得点の全てのアシストをして大活躍だった。
地元の人の "¡RIO!"(と呼ばれている)のコールに僕たちも嬉しかった。
そして、高校を出て単身スペインに渡り、ひとりでチームに入ってこつこつとやって来た彼の道のりを少しだけ想った。
残念ながら試合は 5-3 で負けてしまったが。

ハーフタイムで食べた連れ合いの握ってきたおにぎりは、周りのスペインの空気には馴染まなかったけど、おいしかったな。


また応援に行こう!