2010年4月9日金曜日

変化と冷静

27の頃だった。ちょうど今から12年前。
スペインに来て少しだけ姿勢を変えたことがあった。
そうしないとあらゆるものを吸収できないな、と感じたから。

それまでは沢山の服を一生懸命着込んでいっていた。
これからは出来るだけ服を脱いでいこうと考えた。

抽象的で済みません。

そしたら随分と楽に色んなものを吸収できるようになった。


その姿勢は今でもなるべく保つようにしている。

人間は毎日変化する。
望もうとも望まずとも。
いい方向にも悪い方向にも。
しかし、変化する事に対して通常、僕らはあまり覚悟が出来ていない。
なんせ昨日の自分は今日の自分、そして今の自分だ、と強く信じているから。
そうでなきゃ、やってらんないよ、というのも分かる。

でも変わるんだなぁ。
いつでも覚悟していたい。
自分にも他人にも。

我らふたりと1匹も着実に変わっていて。
最近はスペインの街中で待ち合わせをしちゃったり(笑)


こゆきも散歩コースに落ち着いたゴールデンの友達が出来たり。
…まだまだ慣れないけど(笑)


今日は数年振りに母校でスペインの指導教官に会っていろいろ話をした。
スペインの大学のシステムもがらっと変わった。
この数年はそして特に今年度は、ボローニャプランというEU内での大学システムの統一化を図る計画が始動している。

大学院の授業に出た。
クラスの雰囲気も変わったように感じたが、これは恐らく、周りと自分に世代の差が生まれているせいだろう(笑)
教室の窓から見える風景は変わってないな。


帰りに連れ合いと待ち合わせて、10年前に住んでいた家の付近を散歩した。
こちらは少し荒れた感じがした。


以前からマンガ屋がいくつかあったのだが、これが店舗数を増やし、マドリードの小秋葉になっていた(笑)


帰りに通ったグランビアはこの前の日曜日で100周年。
そりゃぁ、随分と変わったんだろうな。
10年そこいらで、変わった、というのは、まだまだなのかな。