2010年6月16日水曜日

偶然と再会

前にも、僕には「バッタリ運」がある、と書いた。
またまた、その運命の女神がウインクした。
この前書いた韓国人のスペイン語研究者、リンさんとの再会である。
彼とは10年前、マドリード・コンプルテンセ大学の授業で知り合った。
とは言え、もうそのとき既に彼は大学の教員で、今回の僕と同じサバティカルで来ていた。
その後、韓国で行われたスペイン語の学会などで数度顔を合わせてはいたが、最後に会ったのは6年以上前だと思う。

4、5日前の晩。
その日は一日、僕もデスクワーク尽くめで、連れ合いも語学学校帰りで疲れていた。
バルで軽く夕飯取ろうか、でも、うち周辺はもう行き尽くしたし、ちょっと気分転換に少し歩いて開拓しようか、ということになった。

グラン・ビアから北にある、オルタレサやフエンカラルという特に近年若者に人気の通りまで散歩してみようと。
気まぐれに。
ゲイの街、チュエカ近くで良いバルを見付けて軽い夕飯。
ほろ酔い気分で帰っていると、どこかで見た記憶のあるアジア顔。
お互いが同時に、あれっ!?
握手の手を伸ばしながら、お互いがお互いの名前を思い出しつつ……
…だよねぇ!!、という感じで。
慶熙大学のスペイン語学科の先生。
数名の学生らしき連れと歩いてた。



雨後の景色は冴え渡るのだが。


出会いも雨も、突然、は心臓によろしくない…(笑)