2010年9月19日日曜日

来客と再開

しっかりと不満を伝える、というのは難しいものだ。
手をブンブン振り回して泣きじゃくる、というのは子供の使う技だが。
それと同じだけの気持を、冷静な言葉にして相手にぶつける、のは訓練が必要だ。
…いや、なかなか冷静にはなれないが。
そして、文化もある。


この夏、最後の学生の来客があった。
ゼミ生のTさんと去年スペイン語の文法を教えたYさんだ。

この夏に短期で留学した学生、長期の留学を始めた学生に何人か会い。
ホストファミリーとうまく行った、行かないを聴く機会があった。

語学力が大きな障壁だが、うまく行かない場合は、結局自分の不満の丈をしっかり伝え切れていないケースが多いように思った。
あと、…なんだろう。
短期だと少し我慢すればいいや、で済んでしまうから。

文化では。
「これも時の運だから、うまく行かないのも含めて留学です」
という言い方も何回か聴いた。
これは大人の意見として聴いても良いが。
僕は(大人の?)怠け・臆病の裏返しとしてみてしまう。
ヨーロッパではこの考え方は、はっきり、ない。

伝える不満は、相手の良心に訴える限り、ひびくものだ。
それは言語を越えて。
それを聞こうとしない者とは、やっぱり言語を越えて付き合い難い。
その時はじめて、仕方がない、と言える。

TさんとYさんは、33日の短期留学の最後の夜。
随分と疲れもピークにきているようだったが。(僕らも…(笑))
行きつけのバルに行って話を開始して。


うちで二次会をして。
…あっという間に夜中の3時(笑)


いっぱい話したなぁ。
色んな話ができた。


こんな付き合いを言語を越えても越えなくても、したいものだ。

さて、今日でちょうどスペイン滞在半年。
そろそろこちらの大学も新学期。
連れ合いは語学学校とフラメンコスクールのダブルスクールを開始。

バケーションも明けて。
再開の季節。