2010年11月10日水曜日

冷気と静謐 2

この前のビトリア旅行で、2日目。
ビトリアからブルゴスに行った。
電車で1時間半くらいの、こちらはビトリアと違いカスティーヤ・イ・レオンに属する街だ。
レオン、トレドにならんでスペイン三大聖堂のひとつを擁する。


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僕の今回の目的は、このブルゴスの大聖堂に墓がある、英雄Cidに会いに行くことだった。
スペイン最初の叙事詩 Cantar de Mio Cid「わがシッドの歌」はこの街から追い出されるところから始まる。

"la mi venta" は、日本から知人が来た際に連れて行くバルの名だが。
この「定冠詞+所有詞+名詞」のならびに興味があり断続的に調べている。
現代のスペイン語にはない形だ。
その資料体に Cid があり、今度スペインに行ったらブルゴスには行ってみたい、と考えていた。

実はもうひとつ、スペイン語最古といわれる書き物のひとつ(Glosas Silenses: シーロス注解)がブルゴスから郊外に数十キロ出た、シーロス修道院にあるのだが、それは今度の楽しみに残しておこう。