小春日和になる予定が、太陽が雲間に現れない。
寒かったぁ。
Mさん、でも、元気。
城壁が残る街は、城壁を「残す」街だ。
残す、ということには労力が要る。
形があろうが、なかろうが。若い頃にはあまり考えても見なかったが。
残そう、という意志には、残すものの価値に対する何らかの普遍性と。
その普遍性に対する揺るぎない自信。いや、確信。
そして、何よりとてつもない愛情が要る。
普遍性という言葉は、共時的意識と通時的意識を統合する言葉。
どちらかのみでは普遍的ではあり得ない。
対して、潔い、という意識、それ自体は普遍的でありえるが。
事態には何か刹那的な瞬時性が在る。
瞬時性は突き詰めれば普遍性に辿り着くだろうが。
それは客観が主観の果てに在るように。
こんな意識を持って。
自分の周りにこれは残そう、残したい、というものが在るか。
在るならば、宝だなぁ。
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