2011年1月20日木曜日

御酒と猪口

Mさん、最後の晩餐で。


行きたいバルが長期休みに入っていたので。


オペラの Taberna Real で念願の生ハムを。
老舗のうまさ。


たっぷりとおしゃべりして。
22時過ぎにいつものシェリー屋に移動。

そこでもたっぷり飲んでおしゃべりして。
最後はチョコラテをサン・ヒネスで。
夜の2時前まで(笑)Mさん元気!


数時間ホテルでお休みして。
次の日の朝7時半には日本に向けて出発。


ここで会えるとはなぁ。
もう日本でゆっくり休まれていることでしょう。

小春と小旅 2

城壁が残る街アビラ。
小春日和になる予定が、太陽が雲間に現れない。
寒かったぁ。
Mさん、でも、元気。


城壁が残る街は、城壁を「残す」街だ。


残す、ということには労力が要る。
形があろうが、なかろうが。
若い頃にはあまり考えても見なかったが。


残そう、という意志には、残すものの価値に対する何らかの普遍性と。
その普遍性に対する揺るぎない自信。いや、確信。
そして、何よりとてつもない愛情が要る。


普遍性という言葉は、共時的意識と通時的意識を統合する言葉。
どちらかのみでは普遍的ではあり得ない。
対して、潔い、という意識、それ自体は普遍的でありえるが。
事態には何か刹那的な瞬時性が在る。
瞬時性は突き詰めれば普遍性に辿り着くだろうが。
それは客観が主観の果てに在るように。


こんな意識を持って。
自分の周りにこれは残そう、残したい、というものが在るか。
在るならば、宝だなぁ。