2011年2月22日火曜日

季節と巡会

大学に行く途中の道に。
アーモンドの花が咲いた。


桜かと思うと大体アーモンド。
もうすぐ帰国だなぁ、と頭では繰り返していたけど。
花を見て、はっとした。ドキッとした。
何かを突きつけられた感じ。

先日セラルボ美術館に行った。


公爵の邸宅をそのまま美術館にしたもの。
豪奢な造りと調度品は目を引くものばかり。


王宮もそうだが、このような場所では、時計、が装飾、数、共に目立つ。
たくさんの豪華な時計が至る所に置いてある。
17世紀後半から20世紀初頭のものだ。

時計の針は、僕らの生活をどのような物語に変えたのか。
時を正確?に知ることは、僕らの生活を劇的に変えたはずだ。
どうしてもあの時計の数を見せつけられると考える。

時計の針のない生活は、自然の変化に敏感な生活であったはずだろう。
一日にしても、季節にしても。
体外にしても、体内の変化にしても。

僕らは近代に、「手軽な」時間を持ち込んで。
僕らの体までも、あの針の刻みに合わせようとして来た。
色んなことに敏感になり、いろんなものを鈍感にしたのだろう。

夏に続き、春もスペインの我が家は多忙です(笑)
大体予測はしてたけどね。
帰国まで来客と、しなければならないことでもう、時間の隙間がありません(笑)