2010年7月5日月曜日

機構と人間

とにもかくにも人間中心主義である。


難しい話は抜きにして。

信号の横でおまわりさんが交通整理をしている。
歩行者信号は赤だけどみんな車が来ていないのでさっさと渡る。
おまわりさんは何も言わない。


歩行者信号は相変わらず赤である。
車が来る。
それでも人は渡る。
車が止まる。
別に車の人は何も言わず。

信号の如何に関わらず、基本的にどんな道でも人が優先。
これは徹底している。


些細なことだけど、連れ合いが、日本ではあり得ないよね〜、と。
田舎であってもね。

システムが先にある感じ、日本は。
システム中心。
つまり、
「こうしたい」が先にあるのではなく「こうしなくちゃ」が先にある。
他人には「やりたいように」ではなく「こうやるのが普通でしょ、こうやるよね」。
形が先にある、ともいえるかな、日本は。

だから、スペインでは簡単にシステムを換えちゃう。
だけど、EUに加盟し、EUのシステム統率力が強くなってからは何かとスペインはやりにくいだろうね。
日本はね。システム、変わらないよね。

どっちがいいというわけではない。
それぞれが「そうある」。

2 件のコメント:

  1. pepe

    中国もこういう傾向がある。「所詮人間が作ったもんでしょ」ってよく言う。「万博の整備がなっていない」とかって日本人は言うかもしれないけど、中国の特色だと思う。政治もずっとこれに悩まされてきてたようです。最近は市場化とかで世界の近代国家と付き合う関係でそういう傾向には厳しいようだが、田舎に行けばそんなことは知ったこっちゃありません。でも、ある種の無秩序が人間味のある人間関係と共存しているから、それはそれで必要だと思う。

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  2. > pepeさん

    日本は、神のない国のシステムという神、という感じでしょうか。
    中国も人間が中心っぽいよね。
    僕はいったことがないので何ともいえないのですが。
    大陸、というくくりもどうかと思うけれど、一理あるかも、と思っています。

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