
梅雨まだき
窓より来る涼風の
騒音(おと)を伴い
色を帯びたる
(『セニョール・ホニの涙』(出版未定))

生き死にの
次の日のかの
場所を行き
そそくさと歩く
流れに乗って
(『セニョール・ホニの涙』(出版未定))

悠々と飛びゆく
青の中
そこは
白き意識の頭上に浮かぶ
(『六月の心』(出版未定))

想像する
感じる力を
探し居る
そばにか弱き小犬の寝息
(『飼い主の戯れ言』(出版未定))

待てやそれ
為さざる内に
ひと呼吸
さすれば怒りも
幾ばくか鎮まらん
(『酔っぱらいのうた』(出版未定))

まわれ
くるくるくる回れ
お空見て
回れやまわれ
くるくるくると
(『六月の心』(出版未定))

待ち侘びつ
居らぬ我らを
待ち侘びつ
帰る我らを
待ち侘びつ居り
(『飼い主の戯れ言』(出版未定))