
神に向かい
天を出しゆく
われの手は
何の故あり
それに従う ?
(『セニョール・ホニの涙』(出版未定))

いつぞやの
宵の薄闇
忘られじ
369(弥勒)の招き
涅槃の丘に
(『横尾探偵の怪』(出版未定))

冒険王
赤と緑の不安を越えて
時のY字路
君を待つ家
(『横尾探偵の怪』(出版未定))

梅雨の間の
陽に照らされて
不機嫌に
どこまでもは続かない
線路
(『六月の心』(出版未定))

曇り空
コントラストの
単調が
地平とここの
アスファルトさへ
(『セニョール・ホニの涙』(出版未定))

あなたもね
彼と一緒で
ものごとを
斜めから見るね、
と鬼籍の師
(『セニョール・ホニの涙』(出版未定))

梅雨まだき
窓より来る涼風の
騒音(おと)を伴い
色を帯びたる
(『セニョール・ホニの涙』(出版未定))