
走ります
かさかさかさかさ
かさかさと
秋の落ち葉の
かさかさ天国
(『メス犬のひとりごと』(出版未定))

初秋の
朝の空気の吸いたさに
いつもより早く起きます
日曜日
(『メス犬のひとりごと』(出版未定))

子の顔を見て
親の眼を想う
親の言葉聴き
子のいつもを読む
(『教室のうた 1』(出版未定))

安らかに眠る命の
覚めくるは
存在
の謎の
始まりにてあらん
(『飼い主の戯れ言』(出版未定))

たまに来て
飲んでしゃべって
帰る友
度ごとに減る
量も強さも
(『セニョール・ホニの涙』(出版未定))

那に知れぬ
風の気配に
振り返る
秋の足音
枯れ葉の薫り
(『メス犬のひとりごと』(出版未定))

行ったり来たり
日々の駅
行ったり来たり
じっと黙っている
日々の駅
(『セニョール・ホニの涙』(出版未定))