
冬の入り
足を伸ばした
高校で
17相手に
また繰り返す
(『十月の選択』(出版未定))

器やかん
釜フライパン
中華鍋
河童の皿さへ
ここにあるかな
(『十月の選択』(出版未定))

研ぎ澄ます毎に
切れなくなる
刀
それで切るのが
自分であれば
(『十月の選択』(出版未定))

小夜歩き
ま暗な公園
横に見て
肌に感じる
ま暗な秋の目
(『十月の選択』(出版未定))

人の死に
流るる涙
滔々と
吾もそれに乗り
淵に向かわん
(『セニョール・ホニの涙』(出版未定))

夢の中で犬になる
犬なのか
何なのか
なぜ分かる?
けれど、犬
(『十月の選択』(出版未定))

走ります
かさかさかさかさ
かさかさと
秋の落ち葉の
かさかさ天国
(『メス犬のひとりごと』(出版未定))