
音楽は言葉を孕み
堕ろしたり
育んだりする
波の満ち引き
(『セニョール・ホニの涙』(出版未定))

動脈と静脈の交わる時間
赤で始まり
夜は
赤で終わる
(『二月は賑々しく』(出版未定))

酔いどれの
これに乗ろうか
降りれるか
酒の気持ちを
図られず居り
(『酔っぱらいのうた』(出版未定))

高崎も青
三鷹も青と
言い切れば
どこも青なり
この世の空は
(『二月は賑々しく』(出版未定))
地方入試で見た高崎の空でした。

朝十時
ねだる散歩に
見詰められ
動かぬ表情≒透徹した言葉
(『飼い主の戯れ言』(出版未定))

赤
赤で唸るは
消防車
闇の道行き
燃やせよとばかりに
(『一月は一時に』(出版未定))

夜
無数の窓の光る
街にて
無数の呼吸の数を
数えて
(『セニョール・ホニの涙』(出版未定))