おばば言う
肥料にまみれ
死んだ子の
その叫び音が
海鳴りと鳴り
(『ひとつの計画』(出版未定))
帰り道
臨む崖下
落つる友
死ぬる写真は
セピアにできず
(『ひとつの計画』(出版未定))
ガードレール
越した向こうに
春の草
緑に惹かれて
口にしてみる
(『ひとつの計画』(出版未定))
昇る足
アキレス腱の
その角度
汗の匂いと
海の匂いが
(『ひとつの計画』(出版未定))
与村井の
浜の景色は
静やかで
下るお子らの
足も忍んで
(『ひとつの計画』(出版未定))

死ぬときは
想い出の数
数えてよ
何度も何度も
思い出してよ
(『ひとつの計画』(出版未定))

薄曇り
たれ込む雲の
その向こう
あるは太陽
想うは誰そ
(『ロゴスの続き』(出版未定))