
絵の中の
人の眼(まなこ)に
筆を持つ
あなたの顔の
映るを探し
(『十二月の十戒』(出版未定))

君の描く
ものの輪郭(かたち)は
そをなぞる
心の筆の
愛の写しよ
(『十二月の十戒』(出版未定))

未来に行き
それを探る
言葉
過去に戻り
それを確かむ
記憶
(『十二月の十戒』(出版未定))

必然と思ひし
出逢いは
波の間に
偶然(つかのま)見えた
夏の幻
(『いとしのエリィ』(出版未定))

枯れ葉舞う
木枯らし色の
公園で
赤く色付く
恋もありけり
(『いとしのエリィ』(出版未定))

もくもくと
焼き鳥の火に
燻されて
もくもくもくと
焼酎を飲み
(『十一月は重症の』(出版未定))

静かなる
破滅という名の
終焉を
砕き砕いて
日々に散らして
(『いとしのエリィ』(出版未定))