2008年7月5日土曜日

呑屋は茶

呑むという
行為の充つる
その際 (きわ) は
君と僕との
細胞の膜

(『教室のうた 1』(出版未定))

2008年7月4日金曜日

不視は空

花の種類も違うれど色も形もかくありて
ましてや見えぬ人の道なら

(『スペイン恋歌』(出版未定))

2008年7月3日木曜日

基準は無

×(ちょめ)×値
××率の
その"1"は
なんの基準で
吾を責めあぐむ

(『ヘルスメータの怪』(出版未定))

2008年7月2日水曜日

制度は黒

システムや制度の壁は
生きやすくするためのバイアスなり

笑え!

(『七月の空』(出版未定))

二人は茜

たれそかれ
せがまれ出でた
散歩道
散歩せらるる
吾に気付き居り

(『飼い主の戯れ言』(出版未定))

2008年6月30日月曜日

晴間は白

夏まだき
かけ上がる階段
発車ベル
開いた扉
夏の冷風扇

(『六月の心』(出版未定))

2008年6月29日日曜日

桜桃は桃

夏の風
雨の谷間に
機を図り
桜桃(もも)の匂いと
共に混じりて

(『メス犬のひとりごと』(出版未定))