
今日が冬の
始まりなりと
繰り返す日の続いては
冬ぞ来るなり
(『十一月は準備して』(出版未定))

振り向けば
そこにあるのに
気付かない
人に
叩いて起こされるまで
(『セニョール・ホニの涙』(出版未定))

青空
歩く
手に花
桶に水
墓石
線香
合掌
涙
想い出
(『十一月は準備して』(出版未定))

血の道は
他人身内は
世も知れず
長い流れの
赴くがまま
(『十一月は準備して』(出版未定))

秋に咲く花を見て
春を想い
冬を越える力で
春を待つ
(『十一月は準備して』(出版未定))

作品は
手を離れたら
歩き出す
心配要らぬ
心配要らぬ
(『十一月は準備して』(出版未定))

曲がり角
曲がったら、ふと
冬の気配
木枯らしの舞う
枯れ葉の舞台
(『メス犬のひとりごと』(出版未定))